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Google社員がFacebookに転職する理由!?

昨日、Facebook日本語版がスタートするという記事を見て、気になったので実際に登録してみた。
今後日本で利用者が拡大するかは、プライバシー保護をどうするか、一般ユーザーが利用し易いFacebookアプリや開発し易いプラットフォームを提供するかといった様々な問題があると思う。

今日はFacebookのサービスうんぬんではなく「「頭脳流出」の実際:Googleを辞める理由とは (1/3)-ITMedia」という記事が気になったので、感じたことを書いてみる。

リンク先の記事では、Googleの社員がここ最近次々と退職しており、中でもポストについていた人間がFacebookeに転職している現状があるとのことだ。

例えば、スタンフォードやMIT(マサチューセッツ工科大学)の卒業生は、AdwordsAdsenseといったGoogleの収益の核であるサービスの退屈な作業にまったくなじめないのである。

それは、知能指数の高さを求めるgoogleでありながら、知能指数を求められていると感じて入社した若者に対して、知能指数の高さが求められる高度な作業を与えていないということではないだろうか。


私は技術者ではないので、技術者の気持ち・心情を完璧に理解できるわけではないが、彼らの仕事に対する動機付けとして外部的要因(報酬・役職)だけではなく、自分自身が時間を費やして身につけてきたスキルを発揮したいという自分自身の中にある内部的要因を刺激していないのではないかと感じた。

日本の会社ではありえないほど独創的なGoogleのオフィス写真&ムービー in スイス-GIGAZINE
そのため、ここにあるようなオフィス環境を与えられても、仕事そのものに対する関心の方が強ければ魅力的なものとは感じないのではないかと思う。

これは、例えるならば営業会社で、報奨金や賞与、キャンペーンといったものがマンネリ化し、社員のモチベーションアップに段々効果がなくなるように・・・


したがって、Googleを退職する社員というのは、役職や報酬といった外部的要因に大きな不満があるわけではなく、仕事そのものに対する知的好奇心が薄れ、行う仕事が"自分自身で決定したものである"と感じることが出来ず、"自分はここまで出来る!"という自分の能力に期待することが出来ないため、退職していくのではないかと思う。

そのため、ポストや報酬が下がったとしても退職して、別の会社でより仕事そのもに対して興味・関心を持てる仕事を選ぶのではないだろうか。


私がGoogleの社員に対してマネジメントできる訳ではないが、非常に優れた企業であると感じているので、優秀な人材を外に出さないためにも仕事そのもに対する興味・関心を示して、優れたサービスをこれからも提供して欲しいと思う。


因みに、CEOのマーク・ザッカーバーグさんは、なんと24歳。若い!
IPO前のGoogleに似た何かがFacebookにはあるのではないだろうか。

「グーグル? 大好きだよ」--Facebook創設者-CNET JAPANニュース

Facebook-Wikipedia

Facebook日本語版はこちら。
http://ja.facebook.com/