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学習意欲を悪化させる親の姿勢・態度

なぜ勉強しろと言えば言うほど成績は下がるのか。モチベーションの話。 - 創造力コーディネータの日記

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creativeabilityさんの記事で「なるほど」と思ったところ。

話は飛びますが、人間は模倣する生き物です。親の勉強に対するスタンスが子供に移ります。
 親に子供の勉強を見るようにといっても、大抵の親は時間がない、判らないなどと言います。子供に、そのような態度は伝わるのです。特に判らないはまずいです。親は、子供レベルの出来なくても良いとのに、子供には出来るようになれは、いろいろとマズイでしょう。判らないのであれば、少なくとも一緒に頑張ろうと言うべきです。

親が"子供に勉強をさせたい"のであれば、親がいっしょになって勉強の楽しさ、面白さ、奥深さといった種々の感情を一緒に共有して上げることが必要だと思った。子供側を"親がこんなに楽しんでいるならば今目の前の勉強を続ければ楽しいことにたどり着ける"という思考にさせることができるからだ。もちろん全ての子供がこういった思想に至る訳ではないが、最悪なのは「親が勉強しない」「親が勉強が嫌いだった」という後ろ姿を子供に見せてしまうと、勉強の意欲は失せてしまうと思う。

よく「試験勉強以外に使いようがない知識」と言われる事が多いが、小学校や中学校では、そういう知識は少ない。
〜中略〜
実は、「試験勉強以外に使いようがない」のではなく、たんに「試験勉強以外に使い方をしらない知識」という方が正確だろう。また、知らないから、使わなくても良い生き方をしてきたともいえる。

親や教師、社会の役割の一つとして、学習中の知識がいかに社会で役に立つのかを教えて上げることも必要だと感じた。もちろん本来は、自分自身で学習する目的を探求し、意識することが必要ではあるが、一部教師の中には「何で覚えるのか」を聞いているにも関わらず、「試験にでるからとにかく覚えとけ!」といった本人の好奇心を阻害するような者もいるのが事実なので。親を含めた社会全体で"知識の学習目的"というものを認識させる必要があると思う。

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5 もうインセンティブでは、勉強しない。
4 あたりまえの事なのだけど、どこまで徹底できているか...