依存して危険ではないことはあるのか
1つの会社に依存するのは危険
1つの収入源に依存するのは危険
どうよこれ。就業規定とかで副業できないのが普通だとは思うけど、もし1人で2〜3個の会社をかけもちするのが普通っていう時代が来たら、世の中ががらっと変わるような気がする。
〜中略〜
1つの宇宙に依存するのは危険
無理。絶望的に無理。
1つの○○に依存するのは危険
「1つの○○に依存するのは危険」である例が列記されている。最後のオチは秀逸。
ただ、「"2つ以上の○○に依存する"のであれば危険ではない」のだろうか。
依存
[名](スル)《「いぞん」とも》他に頼って存在、または生活すること。「会の運営を寄付金に―する」「―心」
Yahoo!辞書 - い‐そん【依存】
そもそも依存の意味は他に頼る意味であるから、その頼る存在がいなくなったときに生活できなくなるのは見えていると思う。(もちろん、頼る存在がいなくなったことによる"自立への目覚め"みたいなものはあるのであろうが。)
で、じゃあそれが頼る先が2つだったらいいのかとか、3つだったらいいのかとかそういう問題ではないと思う。
あくまでも頼るだけではない自立する姿勢が必要なのだ。
また、お互いに自律性を保ったまま相互に依存することは、依存における肯定的な側面として「相互依存」として社会心理学等で定義されている。
相互依存とは
お互いがそれぞれに自立をしていて、その上でお互いに依存もできるという関係性の状態
結局、依存して自律性を失う(=自分で考えることをやめてしまう)ことが最も危険なのだ。
自戒の意味を込めて。
「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか
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内田 和俊
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満点ではないが参考にはなる久々に出会った、良い自己啓発書
リーダーになる前に。実は職場と家庭での人間関係上手のコツに◎
第1章の成長分類は斬新かつ納得
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