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Better Days

Think Simple. Lead the myself

情報感度についてざっくりまとめてみた

先日、ある場所で自分が使った「情報感度」という言葉について、「"情報感度が高い"とはどのようなことを言うのか」「情報感度を磨くことはできるのか」を考えてみました。
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1.情報感度って何だろう

誰でも経験があると思いますが、何か気になるテーマがあるときには、必然と情報に対する感度が良くなります。
例えば、車や家などの大きな買い物をしたいと考えている時には、新聞・雑誌・テレビを何気なく見ていても、自然と広告が目に入ります。
これは、車や家を購入するにあたって、「車や家に関して"自分に役立つ情報がないか"というアンテナを張っている」状態と云えます。

この例から考えると、何かしらの情報に関する"アンテナの高さ・情報感度"というのは、日頃から接している情報量ももちろんありますが、"自分に役立つ情報がないか"というアンテナの種類、つまりはテーマの広さが関係していると思います。

ただ、そう意識しなくても日頃から様々なアンテナを張っていると思います。
例えば、「安くて燃費が良い車ないかなぁ」「携帯の調子悪いんだけど、次替えるならスマホかなぁ」「あそこのラーメン屋さんおいしいのかなぁ」「テレビでやってたあのお店気になるなぁ」などなど。

ただ、普段の生活においても、あるニュースを見て「これはビジネスチャンスだ!」と捉える人と、「ふ〜ん」で終わってしまう人がいるのは、"テーマを持っているかどうか"が関係していると思います。
当たり前かもしれませんが、常に"何かビジネスチャンスはないか"と考えている人とそうでない人では、同じ事象を見ても捉え方が違う訳です。
そして、そのテーマの幅広さに加えて、そのテーマについて受動的ではなく、主体的に情報を探す行動が身に付いていることが情報感度の高さを示す上で重要ではないかと思います。
主体的に情報を探す行動をしている人は、結果的に、情報感度が低い人と比べて、有用な情報を多く入手しているハズだからです。

そこで、情報感度が高い人は、

  • 日頃から何かしらのテーマを持って情報に接している
  • 受動的ではなく、主体的に情報を探す行動が身に付いている

と考えました。


2.主体的に情報を探す行動

情報収集の手段には、テレビ・新聞・雑誌・インターネットがありますが、最近ではほとんどの人がインターネットをメインに利用しています。
テレビや新聞・雑誌でも情報収集は可能ですが、"編集者"が編集して私達の手元に届けられていますので、なかなか自分が探している情報にアクセスしにくいのではないかと思います。
その観点から言えば、"自分が探したい情報を自ら収集できる"インターネットは最強の情報収集手段です。
では、主体的に情報を探す行動とは、どのような行動を指すのでしょうか。
具体的には、

  • Google検索を活用する
    and検索、or検索、not検索、site検索、filetype検索などなど。
    Google検索をマスターしたい人はこちらをどうぞ。
    Google検索をマスター 検索テクニック100連発!
  • 特定のジャンルに関するポータルサイトを検索する
  • 特定の業界の著名人のブログやtwitterを見る
  • 業界を管轄している省庁のサイトを見る。
    などが挙げられます。

ただ、これはあくまでも目的を明確にもって情報収集している時だと思われますので、"日頃から主体的に収集している人の行動"をもう少し考えると、

  • 会話の中で知らない言葉や情報が出てきたときは、覚えておいて必ず後で調べている
  • 電車の中で中吊り広告をチェックしている
  • Yahoo!のトップページに掲載されているニュース以外に、ニュースサイトをチェックしている
  • メルマガやRSSなどを利用して、気になるサイトの情報をこまめにチェックしている
  • 書店に立ち寄り、売れている本や話題の本をチェックしている

などがあります。
ちなみに、私は、これ以外に「Googleアラート」という特定のキーワードに関する記事がアップされたときに、メールで通知が来るサービスを利用しています。

また、最近だとソーシャルニュースやソーシャルブックマークなども情報収集手段としては有効だと思います。
(一次情報について、ユーザーがお気に入り(ブックマーク)をつけられるサービス)
これらの行動を当たり前にしている人とそうでない人では、いくら明確なテーマを持っていたとしても、接触する情報の量が違ってきます。

いきなりこのような行動を習慣付けるのは難しいと思いますが、自分が興味を持っている業界やジャンルについては、一度チェックする価値はあると思います。

また、経済学の理論のひとつに、米国の社会学者エベレット・M・ロジャーズの「普及理論」というものがあります。
ロジャースは、まだ普及していない新しいモノやコトがどのように社会や組織に伝播・普及するのかを調べて纏めたものです。イノベーションを勉強するときに必ず出てきます。

内容はこちら。
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  • イノベータ− (2.5%):技術に惚れて採用するハイテクオタク

  • アーリー・アダプター (13.5%):技術ではなく実利面に惚れて初期採用する層
  • アーリー・マジョリティ (34%):先行者の成功事例を確認してから採用する層
  • レイト・マジョリティ (34%):みんなが使ってから使う慎重な層
  • ラガード (16%):ハイテク嫌い層

なぜこれを引用したかと云うと、自分が興味がるジャンルは少なからず、「イノベーター」若しくは「アーリーアダプター」ではないかと思ったからです。
そして、この2つの層の人であれば、自然とそのジャンルに関する情報を主体的に情報収集していると思います。

ちなみに、図でアーリーアダプターとアーリーマジョリティの間にある溝は、キャズムと呼ばれ、新商品を普及させるにはこの溝(キャズム)を超えるために、層に合わせたマーケティング戦略が必要だと言われています。

3.情報感度を高めるために
ある会社では、社員の情報感度を高めるために、3ヶ月に1回程度全社員に、簡単なテーマでレポートを提出させているようです。
例えば、「最近受けたサービスの中で最も印象的だったもの」「最近外食した中で一番良かったお店」「自宅の近くで、最近新しく開店した店舗」などです。
また、その会社では、提出されたレポートの中で良かったものについては、経営幹部がコメントをつけた上で、社内WEBで公開し、社員の方々へのフィードバックを行い、社内での情報共有を進めています。
これがどの程度情報感度の向上に役立っているかは分かりませんが、あるテーマに沿って情報を収集し、整理することは情報感度を高めることに一役立ちそうな気がします。

実際の現場でも、「テーマを与え、調べさせ、まとめさせる」という方法は、事前の準備を必要とせずに、簡単に活用できる方法だと思われます。そして、テーマは"課題意識"と言い換えることもできます。
"何かについて調べ、レポートをまとめること"は、仕事を進めるための基本的なことが凝縮されているような気がします。

私の部署では、「○○について考えておこう!」といったテーマがありますので、そのテーマに応じて自然と情報を拾っています。
上司の観点から云えば、まだまだ気づけていないことも多々ありますが、テーマがあるおかげで「考えよう!調べよう!」という意識になっています。


ちなみに、"自分からテーマを見つけること"は意外に難しいと思います。
例えば、映画好きな人は、映画雑誌を見たり、映画情報サイトを見たり、試写会に応募したりしているかも知れませんし、私のように音楽を聴くことが好きな人はアーティストの公式サイトやブログをチェックしたり、タワレコやHMVなどのショップのサイトを見たりしています。
では、そのように行動しろ!と言われたからといって興味が湧くわけではないと思います。
そして、「興味がないジャンルに関して、興味を持て!」とまくし立てた所で、無理矢理感の何者でもなく、主体性は失われてしまいます。
自分からテーマを見つけるのであれば、色々な情報や業界・世界に触れて、好奇心を刺激するのが一番なのではないかと思います。
実際、iPhoneを例に出せば、最初全く興味がなかった人も、次第に利用する人が増え始め、魅力的に思え、使って見たい!と思い、「ねぇねぇこれって何ができるの??」などと、情報収集し始めたのではないかと思います。


冒頭、定義づけた

  • 日頃から何かしらのテーマを持って情報に接している
  • 受動的ではなく、主体的に情報を探す行動が身に付いている

情報感度は、この情報が溢れている現代において情報を自ら取捨選択し、より活用していくためにも不可欠な特性ではないかと思います。
そして、これらをさらに刺激するツールとして、facebooktwitterは不可欠なものであると感じました。


4.後記

今回の記事を書くにあたって見た記事です。
この中では、情報収集力のひとつとして、「情報感度」が語られています。
結構共通する部分があって安心しました。

Vol.20 ビジネスの基礎、情報感度を高める
http://knowhow.dreamgate.gr.jp/humanResource/id=1424

情報力は大きく2つの部品に分けることができます。まずさまざまな情報を集める「情報収集力」。そして、集めた情報を読み解く「情報分析力」です。

今回、読みやすさを考え、"思います"としたいところを極力言い切るようにしました。
また、自分の行動も客観的に整理できて良かったです。